宿坊
宿坊のご案内
仏教寺院などに設けられた宿泊施設を「宿坊」と称します。
宿坊は、かつて僧侶や神主が寝泊まりするための場所でしたが、平安のむかし寺社参詣の普及により、参詣する人びとが神様仏様のもとで一夜を明かし、心身を清める場所へと発展しました。
江戸時代になると、各地の大寺社で宿坊が整備され、参拝者だけでなく一般観光客も受け入れるようになっていきます。
そして現代、さらに設備やサービスも整えられ、多くの宿坊は誰でも気軽に泊まれる宿へと進化を遂げました。
宿泊料金
お部屋 | 松の間一室 | 大人3名+子供2名 | |
竹の間一室 | 大人2名+子供1名 | ||
宿泊料金 (税別) |
一泊 | 座禅、写経、護摩行 夕食、朝食付き |
1人/18,000円 |
一泊 | 素泊まり | 大人1人8,000円 子供5〜11才まで1人/5,000円 子供0〜5才まで/無料 |
|
備考 | 上記の料金は基本料金であり、宿泊日程や季節によって実際のお支払い額とは一致しない場合がございます。 |
座禅
座禅や瞑想がストレス対策に効果があると言われています。
ストレス社会を生きていく為の1つの手段として一般の方にも広まってきているのではないでしょうか?
静かな環境の中、ひたすら姿勢や呼吸に意識を集中させていくと、不思議と静かな気持ちになります。
写経
写経の目標は、般若心経などのお経を写経することで会得できる「心の修行」です。
雑念を払い、心のうちに潜む全てのものを吐き出して無我の境地になることで、心がすっきり軽くなった気持ちになります。 このすっきりとした爽やかな気持ちになることが写経の目指すところなのです。
ところで昨今は手書きで文字を書く機会が激減しました。毛筆は特にそうです。
時には筆を持ち、集中する。そんな機会も大切にしたいものですね。(例えば外人の方などは、書道に接していただいます。)
護摩行
護摩行とは、燃え上がる炎の前で真言を唱え、煩悩を炎と一緒に焼き尽くす修行です。 そして現世での祈願成就を目指して祈りを捧げるという密教の修法です。
それは、心を整える・鍛える場として最適です。 最近は、スポーツ選手などが行う様子を見かけます。 お経を唱えながら心をリセットすれば、日々の活力にもつながるはず。日常を忘れて、瞑想してみてはいかがでしょうか。
お部屋
リビング
設備
お食事
安芸国分寺 宿坊
仏教や神道の勤行は、日本人の精神の基本だと言われます。
とはいえ、古より綿々と伝えられてきた教えも、現代人にとっては今や“非日常”です。
しかし、たとえ一日という短い時間であっても、その非日常の暮らしに身を置くことで、「日本の心」を改めて深く理解するきっかけとなるに違いありません。
それは、多忙な日常から離れ、自分自身と静かに向き合うことのできる、貴重なひとときとなることでしょう。
当地には『三ッ城古墳』という県内最大級の古墳があります。よく整備されており人気のスポットです。
つまり聖武天皇の国分寺建立より、遙か昔から首邑であったと推測されます。
他にも、毛利元就が参戦した古戦場や、平家物語に登場する源頼政、ゆかりの女性の終演の地とか、逸話も少なくない処です。
安芸国分寺は、そうした人々の暮らしや歴史の移り変わりを、ひっそりと見守ってきたように感じます。その広い寺域は東広島市によって公園化され、往時の姿を想うに十分です。
安芸国分寺は、歴代住僧と地域住民の支えによって、その法灯を絶やすことなく脈々と伝え護られて、今日に至っています。 この機会にゆっくりと滞在していただき、仏さまがいらっしゃる空間を感じていただければ幸いです。